塩は体に悪い。
減塩が大切。
そう言われることは多いけれど、
その言葉を聞くたびに、少しだけ立ち止まって考えるようになりました。
本当に大切なのは、
「塩を摂るか、摂らないか」ではなく、
体がそれをどう処理するかではないか、と。
体はとても正直で、
無理なものは、静かに負担として積み重なっていきます。
塩の話も、同じだと感じています。
塩は「悪者」ではなく、体が扱うもののひとつ
塩は、生きていくうえで必要なものです。
神経の伝達や、筋肉の動き、水分バランスの調整にも関わっています。
問題になるのは、
塩そのものというよりも、
- どんな形で
- どれくらいの量を
- どれくらいの頻度で
体に入れているか、という点です。
体は、入ってきたものを黙って処理し続けます。
その「処理」が過剰になったとき、
負担として表に出てくるだけなのだと思います。
関連記事 ▶ 体は黙って処理している。「食べ方で負担を減らす考え方」
「食塩相当量」という表示が教えてくれること
食品の説明欄を見ると、
多くの加工食品に「食塩相当量」という表示があります。
これは、その食品に含まれるナトリウム量を、
食塩に換算した目安です。
ここで大切なのは、
数字を暗記することでも、
基準値とにらめっこすることでもありません。
- この食品は、塩分がどれくらい体に入るのか
- 日常的に食べたら、負担は重なるか
そんなふうに、
体が処理し続ける量を想像するためのヒントとして見ることです。
この「見る癖」は、
食品の説明欄は量や重なりを考えるためのヒントという視点にもつながっています。
関連記事 ▶ 食品の説明欄は、量や重なりを考えるためのヒント
精製塩ではなく「自然塩」を選んでいる理由
私自身は、
精製塩ではなく、天日塩などの自然塩を選ぶようにしています。
理由はとてもシンプルで、
- ナトリウムだけでなく
- カリウムやマグネシウムなど、他のミネラルも含まれている
からです。
ミネラルは、
体内で互いにバランスを取り合いながら働きます。
結果として、
同じ「しょっぱさ」でも、食塩相当量が低くなることがあります。
これは「健康にいいから」というより、
体にとって処理しやすい形を選んでいる、という感覚に近いです。
ミネラルは「足すもの」ではなく「残すもの」
ミネラルというと、
サプリメントで補うもの、という印象を持つ人も多いかもしれません。
でも、日々の食事の中でできることは、
ミネラルを削り落としすぎない選択をすることだと思っています。
- 精製しすぎない塩
- 発酵食品(味噌や漬物など)
こうした食品には、
塩分だけでなく、ミネラルも自然な形で含まれています。
塩分を気にする声もありますが、
カリウムを多く含む食品では、
余分なナトリウムが体外へ排出されやすくなる側面もあります。
ここでも大切なのは、
「多い・少ない」ではなく、
体がどう扱えるかという視点です。
体は、違和感にとても正直
体は、合わないものでも無理に処理し続けることはできます。
でも、「だから大丈夫」ということではありません。
疲れやすさ
むくみ
なんとなく続く不調
そうした形で、
あとから静かに表に出てくることがあります。
猫と暮らしていると、
水のにおいや、環境の変化にとても敏感な姿を見ます。
言葉にしないぶん、
体の反応がそのままサインになる。
人も本当は、同じなのだと思います。
塩も、ミネラルも、
「良い・悪い」だけで断じるのではなく、
体が無理なく扱えているかを見ていく。
それが、
日々の選択を少し楽にしてくれる視点だと感じています。
まとめ|正解を探すより、体が楽な方を選ぶ
塩を減らすか、摂るか。
健康か、不健康か。
そんな二択ではなく、
体が無理なく処理できる形を選ぶ。
それが、自分が無理なく続けられることであれば、
より楽であることでしょう。
それは、とても地味で、
即効性のない選択かもしれません。
でも、体は今日も黙って処理を続けています。
だからこそ、少しだけ負担の少ない方を選ぶ。
その積み重ねが、
人の体にとって、静かに効いてくる選択なのだと思っています。
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