「うちの猫、なぜか男性にだけよく鳴く気がする」
そんな話を聞いたことはありませんか。

実はそれ、気のせいかもしれないし、そうじゃないかもしれない
というのも、「猫は男性に対して、より鳴く傾向があるかもしれない」という研究があるからです。

今回は、雑学として楽しむ話です。

猫が男性によく鳴く、という研究があるらしい

いくつかの研究では、
猫は人の声の高さや話し方に反応を変える可能性があると指摘されています。

一般的に、

  • 男性:低めで落ち着いた声
  • 女性:高めで抑揚のある声

になりやすいと言われています。

猫は、人の声を「意味」よりも
音の特徴として聞いていると考えられていて、
その違いに反応して鳴き方が変わるのではないか、
という見方があるそうです。

猫は「男性が好き」なの?

これは、猫が男性のほうが好き、という話ではないようです。

この手の研究は、

  • 環境
  • 猫の性格
  • 育った背景
  • 接し方

によって大きく変わります。

「男性=よく鳴かれる」というより、
声の質や、接し方の違いが影響しているかもしれない
くらいの話です。

実は「人間側の問題かもしれない」という見方もある

もうひとつ、ちょっと面白い見方もあります。

それは、
「男性のほうが猫の意図に気づきにくいのでは?」
という考え方です。

猫は、いきなり大きく鳴く前に、
視線やしっぽ、距離感などでサインを出していることがあります。

そうした小さな変化に、
無意識のうちに気づきやすい人と、そうでない人がいて、
その差が「鳴く回数の違い」になっているのではないか、
という見解もあるようです。

猫が男性に対してよく鳴くのは、
「男性が好きだから」ではなく、
伝わるまで鳴く必要があるからかもしれない、というわけです。

【トルコ・アンカラ大学の研究】
調査されたすべての人口統計学的要因の中で、唯一有意な発見は、猫が男性の飼育者に挨拶する際に、より頻繁に音声コミュニケーションを用いていたことです。女性の飼育者は一般的に、より言語的に交流し、猫の鳴き声を解釈する能力が高く(Turner  2021 ; Prato-Previde et al.  2020)、猫の鳴き声を真似する傾向があります(Pongrácz and Szapu  2018)。したがって、男性の飼育者は猫のニーズに気づき、それに応えるために、より明確な発声を必要としている可能性があり、それが猫が猫の注意を引くためにより直接的で頻繁な発声行動を用いる傾向を強めていると考えられます。
>「Wiley」 online libraryより引用

実際のところは、猫それぞれ

とはいえ、現実的には

  • 男性にべったりな猫
  • 女性にだけ甘える猫
  • 人によって態度を変える猫

いろいろいます。

研究はあくまで「傾向」を見るものですし、
研究が実施された国が違えば文化も違います。

そうすると、やっぱり
目の前の猫の行動がすべてです。

「うちの猫はこうだなあ」と
自分の猫を思い出しながら読むくらいが、ちょうどいい話ですね。

猫の鳴く理由については、こちらの記事でも扱っています。
関連記事 ▶ 猫はなぜ鳴くの?|人に向けた鳴き声の理由と意味

まとめ

  • 猫が男性によく鳴く、という研究がある
  • 声の高さや話し方が関係している可能性がある
  • もしかすると、猫がよく鳴く相手は
    「一番伝わりにくい相手」なのかも
  • ただし、性格や環境による差が大きい

「そんな見方もあるんだね」くらいで受け取って、
また猫の行動を観察するきっかけになれば面白いかもしれません。